足圧の知識

足圧は手技よりスゴイの?スゴく無いの?

16年03月05日

足圧が手技よりも凄いというのは語弊があります。
決して手技よりも足圧が優れている訳ではありません。
勘違いしないで下さい。
手技にない良さ、足圧でしか味わえない体感はあります。
これらを詳しくご説明していきたいと思います。

手技にない良さ

足圧でしか味わえない、最も大きなメリットは足の裏を名一杯使った、
足の裏の面の大きさです。
どんなに足の裏が小さな女性でも、21センチはあります。
この21センチ足の裏を使って、大きな筋肉を体重移動でしっかりと捉えたら、
かなり心地よい圧がかけられます。

どんなに体重が軽い女性であっても、40キロはあります。
この40キロの圧で、大きな筋肉をしっかりと捉えるだけでも、
非常に効果のある押さえ方が出来ます。

足圧は体重40キロ程の女性でも、骨格の丈夫なお客様をとりこにさせられる事が可能です。
それは足の裏の大きな面を使い、お客様のふくらはぎ、
大腿部を簡単にほぐす事が出来ます。

勘違いしてはいけません。

決して強く押さえる事でなく、お客様にとって『痛気持ちいい』強さです。
線の細い女性であっても、屈強な強もみをご希望されるお客様に、
しっかりと満足頂ける強さが可能です。

それだけではありません。
強さを求めないお客様であっても、足の裏を名一杯使い、
膝と足首を柔らかく使う押さえ方をマスターすれば、
つき立ての餅で、グニョグニョと押さえる事が可能なのです。
要は、お客様の求める強さに自由自在に操れるという事なのです。

足圧でしか味わえない体感

これは足圧を体験してみないとわかりません。
先ずは、足の裏の大きな面圧で大きな筋肉を徹底的にほぐし、
その後、足の側面、指先を使い深層部の筋肉をほぐす。
この順番は手技の先生に体感して頂くと大抵の手技の先生は唸ります。

足圧凄い!と。

それだけではありません。
当アカデミーの足圧は、大きな関節『仙腸関節』『股関節』『肩関節』『肩甲骨』
を徹底的に弛める足圧を行います。
この関節を弛める足圧こそが、足圧の同業者、手技では体感出来ない素晴らしい技法があります。

関節を徹底的に弛め、大きな筋肉をほぐし、深層部の筋肉をほぐす。
更に、リンパ系をもほぐすので、足圧終了後には、今までにないスッキリ爽快感が得られます。

筋肉をほぐす→深層部の筋肉をほぐす→関節を弛める→リンパ系もほぐす。
といった感覚で筋肉、関節を弛め、ほぐしていきます。

これを、ピンポイントでほぐすのではなく、顔面以外全体をほぐし、
弛めていくのでお客様には至福の時間以外なにものでもありません。
究極の施術を味わえるかと思います。先ずは体験してほしいものです。

疲れの度合いが違う

前述で述べた足圧を体験して頂くと、足圧をするに当たって相当疲れるのではなかろうか?
と思われがちですが、全くそんな事はありません。
当アカデミーでうるさく生徒さんに伝えている事は、

『踏み師は疲れないでお客様には絶対的効果がある 』

という押さえ方を心がけさせます。そうなんです。ベテランの域に達した踏み師は疲れません。
それには体重移動だけでなく押さえ方にコツがあります。
このコツを徹底的に授業中にマスターして頂きます。
現に当アカデミーの最高現役踏み師は76歳。
疲れ知らずの足圧を体験してもらいたいものです。

まとめ

当アカデミーの推進する足圧は手技にない大きな面圧が特徴、
筋肉をほぐすだけでなく、関節を弛め、リンパ系の流れを良くする特殊な技法、
踏み師は疲れない。といった最大のメリットがあります。

先ほどお伝えしましたが、手技よりも勝る。
といった事ではありませんが、手技の先生方に是非とも習得して頂きたい技術でもあります。
そうなると必然的に施術者の寿命が延びます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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谷川 仁
足圧を始めて今年で30年目になります。北は北海道から南は沖縄まで700名以上の生徒さんが卒業し、谷川流足圧を日本に普及させています。 足圧を学びたい方へ