足圧の知識

重い足圧と強い足圧の違い

16年07月06日

『重い足圧』と『強い足圧』

さて、今回のブログは『重い足圧』と『強い足圧』の違い。

です。

この違いは、卒業生徒さんでさえ理解されていない方がチラホラいるように感じます。

特に男性生徒さん。

 

この『重い足圧』『強い足圧』は全く意味合いが違います。

部位によってはどちらも必要とされる押さえ方です。

同じ部位でもお客様のその時の疲れ具合で『重い足圧』『強い足圧』を使い分けて欲しい時があります。

私は長時間移動の後、足圧してもらう場合、腰部を足の裏の面をいっぱいに使い、体重を使ってゆっくり押し込んでもらいたい時があります。

こんな時は『重い足圧』を好みます。

 

しかし、単純に腰を使いすぎて腰部の筋肉を固くしてしまった時は『S4』『S5』あたりを足親指の先でピンポイントでねらって欲しいのです。

この押さえ方は『強い足圧』を好みます。

特に、マッサージを好んで受けるお客様は『重い足圧』『強い足圧』の区別をはっきりと説明しながら使い分けると意思の疎通が出来、良い足圧が出来るかと思われます。

線の細い腰痛の女性がお客様で来られた場合、『重い足圧』『強い足圧』はどちらの押さえ方が有効だと思いますか?

答えは簡単です。

『重い足圧』は息苦しいだけで、呼吸のタイミングさえわかりません。

こんな時は、指先を使い、お客様にとって丁度良い圧での足圧が有効的です。

体格の良い、骨格が丈夫な筋骨隆々のお客様ならば、『重い足圧』で筋肉を緩め、その後『強い足圧』に切り替え、足圧を行います。

このようなお客様は『両方の足圧』を好みます。

腰の足圧のパターンだけでの説明になりましたが、誰でも『重い足圧』はやってはいけません。

ただでさえ、男性踏み師は力があるので、指先を使った足圧でさえ、『重い足圧』になる場合があります。

ならば、何故指先を使っても『重い足圧』になるのか?

それは膝と足首をいかに柔らかく使うかが問題です。

この押さえ方は当アカデミーの授業で一番うるさく生徒さんにお伝えしているところです。

センスの良い生徒さんでさえ、重さが取れるのは授業の後半辺りから出来始めます。

膝と足首をいかに柔らかく使うか?

それは当アカデミーの永遠の課題ではありますが、足圧養成マシン『足圧の達人』の踏み方を正しく理解し、日々足圧の達人を踏む心構えが必要です。

足圧養成マシン『足圧の達人』の重要性、必要性が理解しきれていない生徒さん、遠慮なくおっしゃって下さい。

理解納得するまで教えます。

 

 

 

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谷川 仁
足圧を始めて今年で30年目になります。北は北海道から南は沖縄まで700名以上の生徒さんが卒業し、谷川流足圧を日本に普及させています。 足圧を学びたい方へ