未病医学 埼玉県指導者 宮路先生
21年02月12日
埼玉県日高市で踏み師をしております宮路です。
今回は、腎臓についてお話しさせていただきたいと思います。
健康診断を申し込んで手元に届いた書類の中に、
慢性腎臓病(CKD)対策は、できていますか?
というかお手紙が入っていました。
腎臓の病=透析
正直あまりピンときませんでした。
お客様との会話で、貧血 頭痛 腰痛 に悩まされている方がいらして、鉄剤を飲めばまあなんとかなるけど改善にはいたらないそうです。
私もなんとかしてあげたくて、色々調べて食事での改善策はないか?他に原因は無いのか?と長年模索しておりました。
ある時TV番組で
寿命を左右する腎臓
と言う番組であれ?もしかしたら?腎臓の機能の一例をみて思いました。
<腎臓機能の一例>
・赤血球を作る
赤血球は、血管内を流れ全身の細胞に酸素と栄養を供給しています。この赤血球の量を調整しているのが腎臓から出るエリスロポエチンというホルモン。例えば高地トレーニングでは、空気中の酸素が薄くなるため、少ない酸素をより効率良く体内に供給する必要がありますが、腎臓が一生懸命働いてホルモンを出す事により心肺機能が上がるのだそうです。
・尿を作る
腎臓は、糸球体という約100万個ものフィルターで血液をろ過。赤血球やタンパク質を残した血液と水分・ミネラル・老廃物を含む尿のもとにわけています。この時できる尿のもとは、1日約1500L。さらに、膀胱へと至るまでに必要な水分などを再吸収し1日約1.5Lの尿に濃縮しているそうです。
・骨を強くする
腎臓には、カルシウムの吸収を促進するビタミンDを活性化させる作用があります。そのため、腎臓の機能が落ちるとカルシウムの吸収が悪くなり、骨粗鬆症などの病気につながってしまうそうです。
寿命を左右する原因
①赤血球が作られなくなる
腎臓の機能が落ちて赤血球を作るホルモンが分泌されなくなると、血液内の赤血球量が減ります。すると、運ばれる酸素量も減り、立ちくらみやめまいなどの貧血症状が進行してしまうそうです。つまり、長引くめまいや貧血は、腎臓の機能が低下し赤血球が作られていないサイン。その状態が続くと、酸素を多く必要とする心臓の機能まで低下し心筋梗塞や脳卒中といった病気のリスクを上げてしまうそうです。
お客様の貧血は、もしや腎臓?と思いました。
また、私の祖母が腎臓を患い脳卒中で亡くなったことも思い出しました。
②尿の異常
腎臓は糸球体というフィルターで血液をろ過して尿を作っていますが、糸球体が傷つくと、ろ過機能が低下して尿にたんぱくが出てしまうなどの異常が現れます。さらに進行して糸球体が潰れると、ろ過機能を失ってしまうそうです。
糸球体が傷つく原因は
・糖尿病
血液中の過剰な糖分が糸球体の血管を傷つけてしまいろ過機能が低下します。
・高血圧
糸球体に流れ込む血液の勢いが強い事で血管を傷つけてしまいろ過機能が低下します。
別のお客様で血圧を抑える薬を飲んでいる方が、検診で腎臓も引っかかり始めたと言っていたのでこれに該当するのだと思いました。
腎臓が悪くなると、尿の異常やむくみといった症状の他に腰痛も現れるのだとか。腎臓自体には痛みを感知する知覚神経はないものの、腎臓を覆う膜や尿管には痛みを感じる神経がたくさんあるため、腎臓が腫れると腰に痛みを引き起こすそうです。なんとなく腰がだるい場合も炎症が起こっている可能性があるそうです。
先にお話ししたお客様は、健康診断では貧血と痩せているのに糖尿が引っかかったそうです。
腎臓機能が60%以下まで落ちないと数値では現れません。
自覚症状が無いので検診を受けることが大事だと思いました。
お客様との何気ない会話からヒントをいただき、病気を寄せ付けない身体作りに足圧を介して今後も未病のお手伝いができればと思います。
先日我が家のうさぎのモコが肺がんで天国へ旅立ちました。
気づいた時は、もう手の施しようがありませんでした。
家族のためにも健康診断や未病医学にしっかり取り組んで行くことの大切さをもっとお客様にお伝えせねばと思いました。
宮路恵美子
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