長期的な健康 大阪府 畑先生
20年02月08日
暖冬だ暖冬だと油断していたら、ここ数日の寒さがえらく堪えます。私は滅多に帽子を被りませんが、さすがにニット帽を出しました。
でも、手持ちのニット帽で一番あったかいのがこれです。さあ、これをUSJの外でも被るか否か?
寒さが厳しくなると、こりもひどくなりがちです。
「私は◯◯のこりが辛いから、そこだけ踏んでください。」
ごくたまにこういった要望があります。踏んでみると、確かにそこがとても固く、辛い思いをされてるんだと分かります。できることなら、そこばっかり1時間でも2時間でも踏んでいたい。
しかし、残念ながらそれはできません。時間の問題ではなく、そんなことをしたら却って体によくないからです。
例えば、お風呂で頭を洗う時、頭のてっぺんが痒いからとそこばかり洗っていても、頭全体はきれいになりません。痒い所に時間をかけますが、やはり他の場所もきちんと洗ってこそ、初めて頭全体がさっぱりきれいになります。
足圧も同じです。お客様の一番辛い所を特に時間をかけてじっくりほぐしますが、足の裏から順に全身を踏んでいくという基本は外しません。辛い所だけほぐして血流が良くなっても、全身の流れが滞っていては意味がないからです。
そして、人の体は“今の状態=この人の通常”と認識するので、一ヶ所だけ急にほぐすとバランスを崩してしまいます。(そもそも、どこかが痛い、こっているというのは、体のバランスが崩れている状態です)
全身のバランスを整えていくことで、結果として痛みの出にくい、健康な体になっていくのです。
「◯◯だけ踏んで!」という人は、焦っている場合が多いです。早く痛みを取りたい、早く楽になりたい…。
ですが、短時間で得た成果はあっという間になくなります。
「何で肩がこっているのに、足から踏んでいくの?」と思われるかもしれませんが、全身を整えることで肩こりも取れていき、且つこりにくくなっていくのです。
逸る気持ちを少し抑えて、長期的な健康に目を向けてみましょう(^-^)
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