足圧で国際交流 大阪府 畑先生
23年04月09日
イギリス人のお客様が足圧にいらっしゃいました。お名前はリサさん。
イギリスから一時帰国中のお客様(日本人)が、自分が足圧を受けてみて良かったので、日本に遊びに来ていたリサさんをご紹介くださったそうです。
ありがたいなーと思っていたら、何とリサさんは日本語が話せないとのこと。
マジか。
踏み師人生始まって以来の大ピンチだ。
予約時間の1時間前から、思いつく限りの関連する英語を調べまくり、もしもの時の為にスマホでGoogleを開きっぱなしにして手元においておきました。
予約時間ピッタリにいらしたリサさん。ご紹介者のお友達も一緒に来て、問診で通訳をしていただきました。
長旅で疲れたのと、数ヶ月前に引っ越し作業をした際に痛めた肩腰をほぐしてほしいとのことでした。
足圧にかかれば、そんな痛みは楽勝だぜ。
などと思っていたら、お友達が一足先に帰ってしまいました。
「帰らんといて!」と縋りつきたいのをぐっと堪えて、震える声でリサさんをご案内しました。
足圧中は、脳みそフル稼働でした。にわか仕込みの英語がきちんと伝わるかヒヤヒヤでしたが、そんな状態でも足はいつも通りの施術をしていました。
体に染み込んだ技術って大したもんだな。もしかして、踏み師であるのは私自身ではなく、足こそが踏み師なのかもしれない。
哲学的なことを考えながら、何とか無事に終わりました。
終わった瞬間、リサさんが「Amazing !」と言ってくださいました。あれほどうれしいお褒めの言葉はありません。
それから一週間後、リサさんは帰国前にもう一度受けに来てくださいました。二度目は少し気持ちに余裕を持って、それでも脇に変な汗をかきながら踏みました。二度目の足圧も、とても喜んでいただきました。
恐らくもうお会いする機会はないでしょう。そう思うと、ちょっと寂しい気持ちになります。
たった二回でしたが、とても印象的なお客様でした。