大阪市城東区 畑紗織先生

自分を守る力は、自分の中にある! 大阪府 畑先生

20年03月09日

連日、新型コロナウイルスのニュースで、気持ちが塞ぎがちなこの頃です。

学校が休校になったり、イベントが中止になったり、関係者の皆さんには本当にしんどい日々だと思います。

ここが踏ん張りどころと信じたいですね。

この冬は暖かかったので、厚手のコートを着る機会がほとんどありませんでした。エアコンをつける回数も、去年よりずっと少なかったように思います。

とは言え、やはり冬は体が冷えます。『冷え性』とは、あくまでも本人が自分の体が冷えていると自覚しているかどうかというだけのことで、自分は冷え性じゃないと思っている人の体も、冷えている可能性は充分にあります。

体が冷えると、免疫力が低下します。様々な不調が現れたり、病気が重症化しやすくなります。

体を温めるには、お風呂に入って外から温める方法と、体を温める食材を食べて中から温める方法があります。

また、体のこりや歪みを改善し、血液が全身を巡りやすくすることもとても重要です。固くなった筋肉は、血管を圧迫して血流を悪くします。血流が悪くなると、体が冷えたり、老廃物が溜まりやすくなります。

冷えは万病のもととも言われます。たかが、こりと放っておくのは、良くないですよね。

ウイルス感染拡大防止の為、今は日本中がひっそりと静まり返っている気がします。

しかし怖いからと言って、家の中に篭り続けることはできません。

大切なのは、うがい、手洗い、マスク、充分な栄養と休養、そして、本来人間がもっている免疫力を最大限に発揮できる、強い体を作ることだと思います。

長期的な健康 大阪府 畑先生

20年02月08日

暖冬だ暖冬だと油断していたら、ここ数日の寒さがえらく堪えます。私は滅多に帽子を被りませんが、さすがにニット帽を出しました。

でも、手持ちのニット帽で一番あったかいのがこれです。さあ、これをUSJの外でも被るか否か?

寒さが厳しくなると、こりもひどくなりがちです。

「私は◯◯のこりが辛いから、そこだけ踏んでください。」

ごくたまにこういった要望があります。踏んでみると、確かにそこがとても固く、辛い思いをされてるんだと分かります。できることなら、そこばっかり1時間でも2時間でも踏んでいたい。

しかし、残念ながらそれはできません。時間の問題ではなく、そんなことをしたら却って体によくないからです。

例えば、お風呂で頭を洗う時、頭のてっぺんが痒いからとそこばかり洗っていても、頭全体はきれいになりません。痒い所に時間をかけますが、やはり他の場所もきちんと洗ってこそ、初めて頭全体がさっぱりきれいになります。

足圧も同じです。お客様の一番辛い所を特に時間をかけてじっくりほぐしますが、足の裏から順に全身を踏んでいくという基本は外しません。辛い所だけほぐして血流が良くなっても、全身の流れが滞っていては意味がないからです。

そして、人の体は今の状態=この人の通常と認識するので、一ヶ所だけ急にほぐすとバランスを崩してしまいます。(そもそも、どこかが痛い、こっているというのは、体のバランスが崩れている状態です)

全身のバランスを整えていくことで、結果として痛みの出にくい、健康な体になっていくのです。

「◯◯だけ踏んで!」という人は、焦っている場合が多いです。早く痛みを取りたい、早く楽になりたい

ですが、短時間で得た成果はあっという間になくなります。

「何で肩がこっているのに、足から踏んでいくの?」と思われるかもしれませんが、全身を整えることで肩こりも取れていき、且つこりにくくなっていくのです。

逸る気持ちを少し抑えて、長期的な健康に目を向けてみましょう(^-^)

お正月は足圧三昧 大阪府 畑先生

20年01月08日

年が明けて、あっという間に9日経ちました。

旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さまは、どんなお正月を過ごされましたか?私は、3日に主人と、足腰の守護で有名な『護王神社(こおうじんじゃ)』へお詣りに行き、4日には仲良しのお友達3人と貴船、鞍馬へお詣りに行きました。

2日間ともよく歩き、特に4日は山道を長く歩いたので、太ももの前やふくらはぎがパンパンになりました。


 

それでも、3日、4日、5日と連続で足圧をしてもらったので、筋肉痛もすぐに治まり、疲れもあっという間にとれました。

急性の疲労にも、足圧はピッタリですね。筋肉痛がひどい時は、踏まれると痛い場合があるので、少し治まってから受けてください。回復がとても早まりますよ。

もちろん、「筋肉痛が出そうだなー」ということをする前に足圧を受けるのもおすすめです。

一踏みで二度おいしい 大阪府 畑先生

19年11月09日

体の不調に対する行動には、二通りあります。

一つ目は、実際に病気になったり怪我をした後に行う、いわゆる対症療法です。

風邪を引いたから薬を飲む、足首を捻挫したから冷やして固定する。症状が出てからそれを緩和する為にする行動です。

二つ目は、その症状がそもそも出ないようにする為の行動です。

風邪を引かないように手洗いうがいをする、捻挫をしにくいように足首をよくストレッチする。今回はこちらを分かりやすいように先制療法と呼びます。(今考えたので、他では通じないです)

先制療法は、日常生活で習慣的に行う必要があります。ですが、地味で面倒くさいことがほとんどです。体が元気で、痛くもしんどくもないうちから、地味で面倒くさいことを毎日続けるのは大変です。

おまけに、真面目に続けていても、病気や怪我を100%防げるわけではありません。なる時はなります。これも、なかなか続かない原因の一つかもしれません。

足圧を初めて受けに来る方は、こりや疲れを限界までためている場合がほとんどです。つまり、対症療法の為に足圧を受けにいらっしゃいます。先制療法をしてこなかった方、きちんとしてきたのにそれが及ばなかった方、様々ですが「何とかして!」と言う思いは同じです。

足圧は、そんなあなたを悩ます症状にしっかり対応することができます。

しかもうれしいことに、対症療法であると同時に先制療法にもなるのです。

足圧は、単にこりや疲れを取る為のものではありません。体を土台から整えて、少々のことには負けない強い体に作り替えていくことができるのです。正に一挙両得。

今の辛さを取り除き、未来の不調を防ぎ、更に至福の時間を過ごせる足圧。

うわ〜、素晴らしい!

分かっているんだけど、つい… 大阪府 畑先生

19年10月09日

1日の気温差が大きくなってきました。週末には台風も来るようで、体調管理をしっかりしないといけないですね。

過ごしやすくなってくる今の時期は、夏の疲れがドカンと出てくるタイミングでもあります。厳しい環境の下では、自分を守る為にあらゆる対策を行いますが、少し楽になるとついつい忘れてしまいがちです。

例えば水分補給。この頃水を飲む量が減っていませんか?夏の猛暑の間は、熱中症にならないようにこまめに水分を摂りますが、気候が良くなってくると極端に減ってしまう人がいます。

「分かっているんだけど、涼しくなってくると、ついねぇ

実はこの「分かっているんだけど、つい」は、いろんな場面で当てはまることがたくさんあります。

私は長いこと整骨院に勤めていて、いろんな「分かっているんだけど、つい」を見てきました。

例えば、腰を痛めて来院した人に先生が、

「腰に負担をかけないように、椅子に座る時にはそっと腰を下ろしてください」と指示をします。患者さんは痛いのが嫌なので、きちんと指示に従って行動します。

しばらくして痛みが治ってくると、患者さんはついいつものようにドスンと椅子に身を投げ出し、また「あいたたた」となってしまいます。

そっと座ってくださいと言われたのに、「分かっているんだけど、つい」いつものように行動してしまうのです。

これは、ずばり「めんどくさい」が大きく影響しています。

元気な時は、テレビを観ながら無意識に椅子に座っていたのを、そっと座る為には座るという行為に意識を向けなければなりません。痛みがある時には気をつけますが、痛くなくなると途端に気をつけることがめんどくさくなってしまうのです。

そしてこの「分かっているんだけど、つい(=めんどくさい)」は、予防の為の行動には特に出てきやすいです。

腰を痛めた人が無事完治して、先生に

「じゃあ、また今回のような痛い思いをしない為に、毎日腰の筋肉を伸ばすストレッチをしていきましょう」

と言われたら、どれくらいの人が続けられるでしょう。

私がその立場になったらどうだろう。続けている自信はありません。

だって、今は痛くないから。ストレッチをした方が良いのは分かっているんだけど、忙しくてつい。なんてことを思ってしまいそうです。

足圧のお客様にも、こうした方が良いですよ、とアドバイスをさせていただきます。半分くらいの方が、「分かっているんだけど、つい」と返されます。

そうなんですよね〜!と、大いに共感しながらも、少しずつその方の日常に取り入れていただけるよう、日々考えています。

暗記パンがほしいなぁ 大阪府 畑先生

19年09月09日

谷川流足圧では、各地で定期的に勉強会が開催されます。

新しい技を習ったり、技術のチェックをしてもらったり、足圧の仕事をする上で、なくてはならない場となっています。

技術を磨くのと同じくらい大切なのが、その技をより効果的に使う為の知識を増やしていくことです。

どの筋肉がどこにあって、どんな働きをするか、それを理解しているかいないかで、足圧の結果は大きく違ってきます。お客様の訴える症状にどの筋肉が関わってくるか、しっかり理解していれば、効率の良い足圧ができるだけでなく、お客様により満足していただけるので、足圧や踏み師に対する信頼も増していきます。

しかし、勉強というものは放っておくとどんどん忘れていってしまいます。

技術は、日々繰り返しているので滅多に忘れたりしませんが、学科の知識はぽろぽろ頭からこぼれ落ちていきます。

先日、資格取得の時に受けた筆記のテストを久しぶりにやってみたら、忘れてしまっている箇所がたくさんあってショックでした。

家で勉強しようと本を開いても、細々した用事に気をとられてなかなか集中できません。また、学生の頃に比べて、物覚えの悪さにも愕然とします。

ちょっとずつでも繰り返し勉強して、技術だけでなく知識も向上させていきたいですが、こちらは時間がかかりそうです。

安心してください、解れてますよ 大阪府 畑先生

19年08月09日

年々暑さが厳しくなっています。

もはや命に関わるほどで、昔の暑さ対策では通用しなくなってきました。命を守る為に、大げさかもと思えるくらいの対策をしましょう。

そんな酷暑の中、足圧を受けに来てくださってありがとうございます。暑さは体力を奪い、冷房や冷たい食べ物、飲み物で体は思いの外冷えています。冷えた体には余計に暑さがこたえます。足圧で体を温め、リフレッシュしましょう。ぜひ足圧を新しい暑さ対策としてご活用ください。
さて、お客様はそれぞれに「ここが辛い!」という場所をお持ちです。その辛さを取りたくていらっしゃいますから、お客様の気持ちとしては、「その辛い所だけをずっと踏んでほしい」というところだと思います。
しかし、そこだけを踏み続ける踏み師は、恐らくいないでしょう。もちろん時間をかけて、その箇所をじっくりほぐしますが、お客様からしたら「何でそんな所を?」という場所も踏むはずです。
「私はAが辛いのに、何でBやCなんて踏んでるの?もっとAを踏んでほしい〜!」という方も多いと思います。
ですが、実はここがプロと一般の方の違いなのです。
お客様(一般の方)は、辛いAという場所だけに注目し、そこを解せば楽になると考えます。
踏み師(プロ)は、Aが辛くなった原因であるBやC、そしてAに関連してこっているD、E、Fも一緒に解します。そうすることで、Aだけを解した時よりも楽な時間がずっと長く保たれます。また、Aの状態もより一層良くなります。
足圧を受けていて、「辛いのそこじゃないんだけどな〜もうちょい右なんだけど…」と、もどかしい思いをすることがあるかもしれません。
けれど、決してその踏み師がお客様の辛い箇所を忘れたわけでも、踏み外しているわけでもありません。
お客様の辛さを取る為に、理由があってそこを踏んでいますので、どうぞ安心して委ねてください。

勉強会に行ってきました 大阪府 指導者 畑先生

19年07月08日

少し前になりますが、623日に京都で行われた勉強会に参加してきました。朝930分から夕方17時まで、長時間ですが毎回あっという間です。

今回は、基本に戻ってそれぞれの技術をチェックするというものでした。資格取得試験の時に使ったチェックシートで、基礎技術を細かく確認していきました。全員を2つのグループに分け、踏む側(チェックを受ける人)、踏まれる側(チェックをする人)に分かれてスタートです。

私は、先に踏まれる側になりました。いつもでしたら、踏まれる人は日頃の疲れをほぐしてもらって至福の時、たまに寝てしまったりもするのですが、今回はピリッと緊張しています。

踏み師歴の長い人も短い人も関係なく、厳しい目でチェックしなくてはなりません。

チェックの仕方は、「OK」か「要確認」か2つに1つ。二択の評価というのは、とても難しいものです。踏む場所、立ち位地、足の使い方など、見る点はたくさんあります。片足を踏むだけでも何ヶ所もチェック項目があるので、全身となるとかなりの数です。大変ですが、細部まで正確に確認できるのです。

全身を踏み終わると交代です。いつもやっている足圧なのに、チェックされると思うと、試験とは違った変な緊張感がありました。気になるので、チェックシートは全部終わるまで見ないようにしていました。

不思議なもので、普段は良いと思っている踏み方も、こういう場では「あれ?何か違うな。」と自分で感じる時があり、後でシートを見るとやはり要確認となっていました。

チェックする側は、少しでも違うと感じたらすぐに要確認とします。私もいくつかありましたが、全て修正し、改めてOKをいただきました。

どんなことでも、慣れてきた頃が一番危ないと言います。自己流の足圧は、自分以外の誰にも喜ばれません。正しい技術を身につけて、たくさんの人に喜ばれる足圧を提供していきたいです。

時間との戦い 大阪府 畑先生

19年06月09日

踏み師に話を聞くと、多くの先生方が「如何に限られた時間の中でお客様の体をほぐしきるか」という事に神経を使っているのが分かります。

お客様からしてみれば、そんな事は当たり前だと思うかもしれませんが、一人一人体の状態が違うのはもちろんのこと、同じ人でも前回と今回では全くコンディションが異なる事もよくあります。

あるいは、あまりにも状態が悪くて、どんなにベテランの踏み師でも一度でほぐしきるのが難しい場合もあります。

その為、事前の問診や足圧中の会話が重要になります。同じ場所のこりでも、その原因、こっている期間、周辺部位の状態によって、アプローチの仕方が変わってきます。

限られた時間の中で、お客様が辛いと感じる場所を効率良くほぐすには、できるだけ多くの情報を集めることが必要なのです。

しかし、どれだけ準備を万全にして挑んでも、予定通りにいかないこともたくさんあります。例えば「肩がこっている」と言われて、肩をしっかりほぐす手順を組み立てていざスタートすると、腰やら足やらもガチガチにこっている、なんて事も足圧あるあるです。

お客様は、今一番辛い痛みに気をとられてしまうので、他の場所のこりに気付きにくいのです。

見つけてしまったからには、そのこりを無視することはできません。ほぐしながら、頭の中では大急ぎでプランの組み直しです。

数十分かそこらの足圧なら、体は全く疲れませんが、頭はくたくたなんてことも。

ほとんどの先生方が、最短でも60分からコースを設定しています。それでも時間が足りなくて、5分、10分の延長がよくあるそうです。

こりを完全に取るまで踏んでいたいけれど、現実にはそれは不可能です。ほぐしきれずに時間切れになると、とても悔しいです。

踏み師は、こりだけでなく時間とも戦っているのです。

第5回足圧合宿in京都 大阪府 畑先生

19年05月10日

5月8日、9日に、年に一度の足圧合宿がありました。

今年で5回目となる今回の合宿には、北は北海道から南は熊本まで、50人近くの踏み師が参加しました。

初めて参加の方もいれば、1年ぶりの再会を喜ぶ声もたくさんあり、始まる前から大賑わいです。

3チームに分かれて、合宿がスタート。

実技、座学、道具の紹介など、あっという間に時間が過ぎていきます。

勉強はもちろんですが、足圧合宿で大切なのは、普段会えない踏み師同士の交流会です。夕食時には、ビッグな賞品が当たる抽選会などもあり、わいわい楽しく過ごしました。

何人かで一緒に仕事をしている踏み師は少数で、ほとんどの方が一人でやっています。しかも、まだまだ踏み師自体が少ないのが現状です。

仕事で悩んだ時、体が疲れた時、支え合える踏み師仲間が近くにいない人がたくさんいます。この合宿は、勉強の場である以上に踏み師としてのモチベーションを上げる大切な機会でもあるのです。